弁護士佐藤光子のブログ

弁護士佐藤光子(東京弁護士会所属)のブログです

食品事故と製造物責任(PL法)(1)

食品事故の判例検索をして、一番多くヒットするのが製造物責任訴訟です。製造物責任法は、民法不法行為法の特別法として制定されました。不法行為で損害賠償請求をするには、被害者が加害者の故意または過失を立証しなければならず、加害者がどのような予見をしなければならず、どのような回避ができたのかを立証しなければなりませんが、なかなか大変です。そこで、被害者保護の観点から商品の「欠陥」を被害者が立証すれば、故意。過失は立証しなくてもよいことになったのが製造物責任法です。

食品も製造物責任の対象となる「動産」に含まれます。

製造物責任ということから消費者から大企業への請求が多いかと思えばそういうことでもなく、消費者から個人経営の飲食店へや、消費者へ賠償金を支払った小売店が製造会社へ請求するなど、企業間での請求も見られます。

食品が「製造物」として問題となった裁判例をご紹介していこうと思います。