弁護士佐藤光子のブログ

弁護士佐藤光子(東京弁護士会所属)が食品安全やペット問題、環境問題、医療問題など関心分野について日々つづるブログです

食品と廃棄物処理法

食品業者にとって廃棄物処理は適切に対応しなければならない問題です。廃棄物については廃棄物処理法があり、この法にのっとった処理が必要です。 

廃棄物処理法のいう「廃棄物」とは、ごみ、粗大ごみ、燃え殻、汚泥、ふん尿、廃油、廃酸、廃アルカリ、動物の死体その他の汚物又は不要物であつて、固形状又は液状のもの(放射性物質及びこれによつて汚染された物を除く。)をいいます。
「不要物」とは何かは条文上は定められていませんが、最高裁平成11年3月10日判決では、「自ら利用し又は他人に有償で譲渡することができないために事業者にとって不要になった物をいい、これに該当するか否かは、その物の性状、排出の状況、通常の取扱い形態、取引価値の有無及び事業者の意思等を総合的に勘案して決するのが相当である。」とされています。

廃棄物には「一般廃棄物」「産業廃棄物」「特別管理産業廃棄物(爆発性、毒性、感染性等の危険のある産業廃棄物)」があり、それぞれ、処理方法が別になります。事業者が「産業廃棄物」を「一般廃棄物」として処理した場合はもちろんこと、「一般廃棄物」を「産業廃棄物」も廃棄物処理法違反となるので注意が必要です。廃棄物処理業者は、「産業廃棄物」と「一般廃棄物」とそれぞれ別に運搬、処理を行う許可が必要となっています。